みなさんは痛みを悪いものだと思いますか。
実は身体にとって痛みはとても大切なもので、痛みがないとすぐに身体は壊れてしまいます。
今回は身体に対する痛みの役割、大切さについてご紹介します。
痛みについてどう思いますか?
みなさんは痛みについてどう思いますか。
『痛いのやだな』、『早く痛みが取れないかな』など思うのではないでしょうか。
これは誰しもが思うことです。
私も痛みだけはイヤです。
ですが、痛みは身体(カラダ)にとってとても大切なものでもあります。
なぜなら痛みは身体からの“合図”であり“悲鳴”であるからです。
もし痛みを感じなかったらどうなってしまうのでしょうか。
答えは簡単で、身体は壊れてしまいます。
わかりやすく例をあげてみましょう。
床に“がびょう”が落ちていたとします。
歩いている途中にこれを踏んだら、普通は痛くてすぐに足を引っ込めるでしょう。
しかし痛みを感じなかったら足にがびょうが刺さっても気づきません。
痛みを感じず生活していると身体のあちこちに負担がかかり、最終的には身体が壊れてしまいます。
このように痛みは身体を守るために重要な働きをします。
膝の痛みとは?
次に膝の痛みを例にご紹介します。
膝に痛みを抱えている方は大勢いらっしゃいます。
例えばO脚やX脚といった変形性膝関節症の方は膝に痛みがある方がほとんどです。
では、この膝の痛みとはなんなのでしょうか。
『軟骨がすり減って痛みが出ている』とよく耳にすると思います。
しかし同じ膝痛であっても原因がさまざまであり、軟骨がすり減って痛みが出ていることもあれば、筋肉が痛みの原因となっていることもあります。
この痛みの原因についてはご自分で判断するのは難しいと思うので、リハビリ等で理学療法士にしっかりと痛みの原因について評価をしてもらい改善方法を教えてもらうことが重要です。
膝に痛みがあり、軟骨がすり減ったことが原因だとします。
軟骨がすり減って痛みが出ているということは、その部分に負担が集中しているということです。
痛みは身体を守る働き以外に、負担のかかっている部位を教えてくれたり、身体の状態を痛みで表現してくれます。
痛みが出ている部分をそのままにしておくと、どんどん状態は悪化していきます。
こうならないためにも痛みが出ている部分への負担を減らすことが大切です。
みなさんは“痛み止め”を飲んだり、“シップ”を貼りますか?
痛み止めやシップを使うと一時的に痛みは和らぐことがあります。
しかしこれはその場しのぎであり、根本的な痛みの原因を解決してくれません。
根本的な原因を解決しなければ、“痛み止め”や“シップ”だけでは絶対に身体はよくなりません。
そのため痛みが出ている場所への負担を軽減させることが重要になります。
このように痛みは身体を守る機能に加え、負担のかかっている部分を教えてくれる大切なものです。
まとめ
今回は身体に対する痛みの役割や大切さについてご紹介してきました。
結論からいうと痛みはとても重要なもので、身体を守ってくれたり負担のかかっている部分を教えてくれます。
このように痛みは身体からの“合図”や“悲鳴”であるため必要であり大切なものです。
“痛み = 悪いもの”とは思わず、みなさんも一度、痛みと向き合ってみてはいかがでしょうか。
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