ハイヒールは足や膝へ悪い影響あり?! 痛くならない予防方法を紹介!

この記事は約 7 分で読めます。

街ではハイヒールを履いた女性を多くみかけます。

ハイヒールを履くことで脚を綺麗に魅せる効果はありますが、実は足裏や膝関節には悪い影響がおよび痛みが生じることがあります。

今回はハイヒールによる足裏(足部)や膝関節への影響予防方法についてご紹介します。

ハイヒール 足部 膝関節

みなさんもハイヒールを履くことが多いのではないでしょうか。

 

ハイヒールを履いていて足の裏や膝が痛くなったことがある方もいらっしゃると思います。

 

ハイヒールを履くことで足部や膝関節にどんな影響が生じるのか、また予防方法はどうすればいいのかご紹介していきます。

 

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ハイヒールによる足部への影響とは?

女性の方で足裏の指の付け根に痛みやしびれが出たことはありませんか。

ちょうどこのあたりです。

モートン病 症状

 

この痛みはモートン病である可能性が高く、ハイヒールが原因で起こる疾患です。

モートン病を簡単にいうと、趾神経(ししんけい)という足裏の神経が圧迫や締め付けられることで痛みやしびれが生じてしまう疾患です。

 

趾神経をイラストで確認してみましょう。(足裏と横のイラスト)

趾神経
趾神経 

このように足の裏には趾神経が通っています。

ハイヒールを履くことでつま先がそった状態で体重がかかりますよね。

ハイヒール

 

こうすることで趾神経が圧迫され締め付けられることで、痛みやしびれが生じてしまいます。

 

モートン病のほとんどは女性で発症し、ハイヒールを履いている方やキツイ靴を履いている方に多いのが特徴です。

  

モートン病になってしまうと激痛が走り、歩くのが困難になってしまう方もいらっしゃいます。

 

モートン病の治療はまず保存療法が選択され、ステロイド注射で様子をみます。

それでも改善しない場合は手術を行うこともあります。

 

モートン病については以前に詳しくご紹介しています。

詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

⇒モートン病の症状や原因、治療法についてはこちら。

 

ハイヒールによる膝関節への影響とは?

続いて膝関節節への影響についてご説明します。

 

まず正常歩行時の膝関節について簡単にご説明します。

正常歩行では、地面に足裏がついたときに膝関節は約15°曲がっており(※荷重応答期:かじゅうおうとうき)、その後片足で体重を支えるときに膝関節の曲がり角度は約5°まで減少します(※立脚中期:りっきゃくちゅうき)。

荷重応答期

※荷重応答期とは、地面に踵がついてから始まり、反対側の足が地面から離れる瞬間までです。

立脚中期

※立脚中期とは、反対側の足が地面から離れた瞬間から、支えている側の足の踵が地面から離れるまでです。

 

荷重応答期から立脚中期の間でお尻や太もも、足首周りの筋肉がしっかりと働くことで膝関節の曲がり角度が15°から5°へと減少します。

 

では、ハイヒールを履いた状態での歩行はどうでしょうか。

裸足とハイヒールの歩行を比較した伊藤らの研究報告をご紹介します。

裸足とハイヒール歩行を比較し,ハイヒール歩行では荷重応答期における膝関節屈曲角度が増大することを報告している

(引用1)

簡単にいうと、ハイヒール歩行では荷重応答期での膝の曲がり角度が大きいということです。

 

もう一つ研究報告をご紹介します。

こちらは運動靴歩行とハイヒール歩行を比較した金井らの研究報告です。

 

運動靴歩行と比較した場合のハイヒール歩行は,荷重応答期における足関節底屈角度を増大させるとともに背屈モーメントを減少させ,さらには膝関節屈曲角度と膝関節伸展モーメントを増大させることを報告している

(引用1)

こちらの報告でも、ハイヒール歩行では荷重応答期での膝の曲がり角度が大きく、膝関節を伸ばす力がさらに必要になるということです。

 

ハイヒール歩行のポイントは、膝の曲がり角度が増加するということです。

膝が曲がらないように膝を伸ばす力があれば、必ずしも膝が曲がるというわけではありませんが、どちらにせよハイヒール歩行では膝は曲がりやすい状態であるということです。

 

では、膝が曲がるとなぜいけないのでしょうか。

膝が曲がることで膝周囲の靱帯が緩み、靱帯による膝の安定性が乏しくなります。

靱帯による安定性が乏しく筋力も弱い場合、膝は不安定となり痛みの発生につながります。

 

もう一つは膝蓋大腿関節(しつがいだいたい関節)への負担です。

膝蓋大腿関節は膝の骨とお皿の間の関節のことです。

膝蓋大腿関節

 

膝が曲がった状態で体重をかけることで、膝の骨とお皿の間に負担がかかり痛みの発生につながります。

 

このように膝が曲がっている状態では膝蓋大腿関節に負担がかかるため、膝関節は伸びている状態が良いです。

 

もうおわかりのように、膝が曲がった状態で歩くことで常に負担がかかり続けているということです。

 

ハイヒールによる影響の予防方法とは?

それではハイヒールを履くことで足部や膝関節への影響に対する予防方法をご紹介します。

 

足部への影響の予防方法とは?

先ほどご紹介したように、ハイヒールを履くことでモートン病になる可能性があります。

 

モートン病はハイヒールを履くことでつま先が反り体重がかかることで、趾神経が圧迫や締め付けられ痛みやしびれが生じます。

 

予防方法として理想はハイヒールを履かないことですが、仕事の都合上やオシャレでいたい女性のみなさんにとって難しいと思います。

 

そこで役立つのが“インソール”です。

インソールを入れることで、足裏が潰れず趾神経の締め付けを予防します。

そのインソールがファイテンから出されている”中足骨サポート”です。

こちらをハイヒールに入れていただくだけで使用できます。

ファイテン 中足骨サポート

⇒ファイテン”中足骨サポート”の詳細はこちらをどうぞ。

 

インソールに抵抗がある方は、インソール内蔵タイプのハイヒールもあります。

詳しくはこちらをどうぞ。

⇒MAMIAN ”インソール内蔵ハイヒール”の詳細はこちらです。

 

もう一つの予防方法は、極力低い高さのヒールを履くことです。

低いヒールを履くことでつま先の反りが減り、神経の圧迫や締め付けが軽減されます。

 

膝関節への影響の予防方法とは?

ハイヒールを履くことで歩行時の膝関節が曲がる角度が大きくなり、痛みにつながるとご紹介しました。

 

膝が曲がる角度の増大を防ぐには、先ほどご紹介した予防方法と同様にハイヒールの使用を控えることです。

これが難しい方は極力低いヒールのものを選びましょう。

 

もう一つの予防方法は筋力強化です。

歩行時に膝を伸ばす筋肉は、太ももの筋肉である大腿四頭筋やハムストリングス、お尻の筋肉である大殿筋・中殿筋です。

 

大腿四頭筋や大殿筋、ハムストリングスはスクワットで鍛えることができます。

中殿筋は横になった状態での足上げ運動で鍛えることができます。

中殿筋のトレーニング方法はこちらでご紹介しています。

トレーニング方法が分からない方は是非参考にしてください。

⇒中殿筋の効果的なトレーニング法はこちら。

 

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まとめ

多くの女性はハイヒールを履く機会が多いと思います。

しかしハイヒールは足部や膝関節へ影響を与え、痛みやしびれなどの症状が生じることがあります。

 

そうならないためにも、インソールの使用やヒールの高さの調整、筋力トレーニングでしっかりと予防をすることが大切です。

 

予防をするか、しなかで、足部や膝への影響は大きく変わります。

ハイヒールを履く機会が多い方は、是非参考にしてみてくださいね!

 

引用・参考文献

1)平井茜ら:ハイヒール歩行が立脚初期に膝関節屈曲角度を増大させるメカニズム,理学療法科学30(2), 155-159, 2015.

2)金井章ら:ハイヒール運動靴の歩行に及ぼす影響についての検討,臨床バイオメカニクス,33, 337-341, 2012.

3)伊藤忠ら:ハイヒール歩行時の踵接地~立脚中期における膝関節角度の変化,国立大学法人リハビリテーション コ・メディカル学術大会誌,33, 41-45, 2011.

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