外反母趾になると激痛で歩けなくなり、手術になるケースも多々あります。
みなさんも外反母趾には、なりたくありませんよね。
今回は外反母趾にならないために靴選びや簡単にできる5つのポイント、予防方法をご紹介します。
外反母趾で悩まれている方はとても多く、痛くて歩けない、外出するのも大変という方が大勢いらっしゃいます。
外反母趾は靴と非常に重要な関係があり、6㎝以上のヒールを履かれている方は特に注意が必要です。
日本の生活スタイルは靴生活ですよね。
裸足生活での外反母趾発生率は2%に対し、靴生活では30%と15倍も発生率が上がります。
日本で生活してく上で、どんな靴を履くと外反母趾に悪いのか、どんな対処法があるのか知っておく必要があると思います。
それではご紹介していきましょう。
外反母趾とは?
外反母趾はとても有名な整形外科疾患の一つで、足の親指が外側に向かって変形してしまう疾患です。
特徴として女性に多く、普段ヒールをよく履く方に多くみられます。
外反母趾で病院を訪れる方の訴えとしてよく聞かれることは以下の4つです。
〜よく聞かれる訴え〜 ①親指が曲がってしまって醜い ②親指の内側が靴にあたっていたい ③赤くなっている ④親指の内側がしびれている
このような症状の訴えが聞かれることが多いです。
多くの方は病院にこられますが、なかには外反母趾でも生活で支障なければ治療をしない方もいらっしゃいます。
ここで注意していただきたいのが、外反母趾になっている方の全員が病院に来るわけではなく、また治療をしないこともあります。
足の指の形とは?
指の形と外反母趾には深い関わりがあります。
足の指の形を知っておくことも外反母趾の予防になるため、とても重要です。
足の指の形には大きく分け3種類のタイプありあます。
〜足の指の形〜 ①エジプト型 ②ギリシャ型 ③スクエアー型
エジプト型とは?
エジプト型とは、親指が一番長く外側に向かって徐々に短くなっていくタイプです。
日本人に多いのがエジプト型で人口の約7割程度です。
ギリシャ型とは?
ギリシャ型とは、第2趾が一番長いのが特徴です。
日本人の約3割の方がこれに当たります。
スクエアー型とは?
最後にスクエアー型です。
このタイプは足の指の先端が揃っているタイプです。
日本人には少ないタイプです。
足の形に合わせた靴とは?
例えば、エジプト型のように親指が一番長いタイプの方はヒールを履いたらどうでしょうか。
エジプト型は母趾が一番先端に来るため、このようなオブリークタイプの靴が良いでしょう。
エジプト型の足にヒールのようなラウンドトゥタイプの靴を履くと足に合わないのは一目瞭然ですね。
ヒールを履くと親指が内側に向かって締め付けられるため、結果として外反母趾の助長につながります。
このように足の形もさまざまであり、足に合った靴を選択するのがよいでしょう。
足の形や適した靴の形に関してはこちらでご紹介しています。
普段、何気なく購入されている方はこちらをご参考にしてください。
外反母趾と靴の関係とは?
多くの方がご存知だと思いますが、履物の中でもハイヒールが特によくありません。
みなさんは何㎝のヒールを履かれていますか。
6㎝より高いヒールを履かれている方は要注意です。
6㎝以上のヒールを履くと、足の裏の構造が崩れ指が広がりやすくなってしまいます。
足の裏の構造をアーチといい、みなさんがよくいう『土踏まず』もアーチになります。
足の裏のアーチには3種類あります。
〜3種類の足アーチ〜 ①内側縦アーチ ②外側縦アーチ ③横アーチ
このようにアーチには3種類あり、外反母趾と関わりが深いのが横アーチです。
足のアーチがあることで、足の裏が潰れないように保っています。
みなさんがよく知っている偏平足とは、足のアーチが潰れてしまった状態のことです。
足のアーチについてこちらで詳しくご紹介しているためご参考にしてください。
ハイヒールでも6㎝以上のものを履くと横アーチが崩れ、足の指が広がりやすくなってしまい負担がかかります。
高いヒールを履くと、本来負担がかからないようにしている横アーチが機能せず、結果として指が広がってしまい変形してしまいます。
高いヒールを履くと足の指が広がり、その状態でつま先が狭いヒールを履くと指が締め付けられ、最終的には外反母趾になってしまいます。
先ほど足の指の形をご紹介しましたね。
日本人に多いのはエジプト型であり、親指の方が高く小指に向かって徐々に短くなっていきます。
足の形からも日本人にはヒールが合わないことや、外反母趾になりやすい理由がわかると思います。
どのような靴を履けばいいの?
外反母趾にならないためにも、どのような物を履けばいいのでしょうか。
〜簡単にできる5つのポイント〜 ①ハイヒールを避ける ②ヒールの高さは5㎝以下 ③きつさを調整できる ④つま先が広くなっている ⑤柔らかい素材のもの
一番はハイヒールを履かないことです。
しかし、仕事やプライベートでハイヒールを履かなければならない方も大勢いると思います。
そんなときはヒールの高さを5㎝以下にしてみましょう。
これに加え横アーチをサポートするパッドやインソールを使ってもいいかもしれませんね。
この他にも、紐やマジックテープできつさを調整できるものや、柔らかい素材の履物、つま先部分が広くなっている履物を選択するようにしましょう。
寝る前の外反母趾予防とは?
先ほどご紹介したように昼間は履物を変え外反母趾を予防しましょう。
またハイヒールを履いた夜は、足の指を開いたり閉じたり手で動かしマッサージも大切です。
予防で一番重要なのが指の運動です。
みなさんは足の指で『グー・チョキー・パー』ができますか。
この運動は非常に重要で指の筋肉のトレーニングになります。
みなさんに是非行っていただきたい運動の一つですね。
まとめ
外反母趾は女性に多い整形疾患の一つで、ハイヒールを履く方に多く見られます。
外反母趾は予防をすることができるため、ヒールの高さやセルフケアを行いしっかりと行いましょう。
外反母趾がひどくなると手術をすることになるため、普段ハイヒールを履く方は予防をしっかりとしましょうね。
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