カラダが痛い時に湿布を貼ると痛みが減ったと感じる方は多いのではないでしょうか。
実は湿布を貼っても痛みの原因は治りません。
この原因を知らずに湿布を貼っているだけでは、痛みが悪化する恐れがあります。
普段、湿布を使っている方は特に注意が必要です。
痛みがあると整形外科にいき湿布をもらってくることがよくありますよね。
湿布を貼ると痛みが減り治ったと感じる方が多くいると思います。
実際に湿布を貼ると痛みは減ることがあります。
しかし、『痛みが減る=治っている』ではありません。
これは要注意です。
それではご説明しましょう。
湿布を貼ると治る?
みなさんも一度は湿布を貼ったことがあるのではないでしょうか。
湿布を貼ると、とても気持ちいいですよね。
湿布には鎮痛作用があり、痛みを減らす効果があります。
しかし『痛みが減る=治った』ではありません。
痛みが減れば治ったと思う方が多いと思いますが、実は湿布を貼ったことで一時的に痛みが減っただけで根本的に治ったわけではありません。
ではなぜ湿布を貼っただけでは治らないのでしょうか。
なぜ湿布では治らない?
そもそも痛みの原因には何があるのでしょうか。
痛みにもいろいろあり、筋肉や炎症症状のようにある程度時間が経つと痛みが引けてくるものがあります。
これに対しカラダの一部が悪くて負担がかかり痛みが生じているものに関しては、一定時間経ってもなかなか痛みは減りません。
例えば、股関節が悪く、長年股関節をかばって生活していたことで腰に負担がかかり腰痛が生じていたとします。
この場合、腰に湿布を貼れば腰痛は治るのでしょうか。
一時的に痛みは減るかもしれませんが腰が治ることはありません。
根本的な原因である股関節の治療をしなければ、腰への負担は減らず痛みが再び出現します。
では痛みの原因が筋肉痛によるものだったらどうでしょうか。
一定時間立つことで、自然と痛みが減り治ってきます。
これが湿布を貼っても“治る場合”と“治らない場合”の違いです。
おわかりのように、痛みには必ず原因があります。
湿布を貼って治る痛みと治らない痛みがあります。
これはしっかりと見極めて対応しないと、いつまでも痛みが続いてしまいます。
こうならないためにも痛いから湿布を貼るだけでなく、しっかりと痛みについて考え対応することが重要となります。
温湿布と冷湿布はどっちがいいの?
湿布には温かい湿布と冷たい冷湿布があります。
どっちを使った方がいいのか迷う方もいらっしゃると思いますが、実はどちらでも構いません。
冷湿布を貼ると冷える感じがありますよね。
実は冷湿布を貼っても、筋肉や奥深くの部分まで冷やすことができないのです。
温湿布も冷湿布も温度が変わるのは皮膚であり、筋肉まで温度変化が届くことはありません。
温湿布や冷湿布でお悩みの方は、あまり気にせずに好みの方を選択するといいでしょう。
まとめ
多くの方は湿布を使ったことがあると思います。
しかし“湿布を貼る=治る”ではありません。
あくまでも湿布は対処療法であり、根本的な痛みの原因を治すわけではありません。
この根本的な痛みの原因を治さないと、いつまでも痛みが長続きしてしまいます。
みなさんも湿布を貼るだけでなく、痛みについてしっかり考えて対応するようにしましょうね。
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