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揉み返し(もみ返し)の原因や予防方法とは?! 理学療法士に聞こう!

マッサージや整体を受けた翌日に“揉み返し”になった経験はありませんか。

今回は、揉み返しになる原因揉み返しを防ぐ方法をご紹介します。

 

マッサージや整体を受けているときはとても気持ちいいですよね。

しかし、翌日に揉み返しでカラダが痛くなることがあります。

 

せっかくマッサージや整体に行ったのに、嫌な気分になりますよね。

そんな方のために、今回は揉み返しになる原因やその予防方法をご紹介します。

 

揉み返しとは?

そもそも揉み返しとはなんなのでしょうか。

揉み返しの原因についてさまざまな意見がありますが、いくつかご紹介します。

 

揉み返しの原因として、筋肉などの組織の微細損傷、不必要なマッサージ、マッサージ師や整体師の技術不足などがあげられます。

 

マッサージや整体に行くと、ビックリするぐらい強く押された経験はありませんか。

強く押して良くなることもありますが、

強く押す=治る というわけでは、決してありません。

痛い=良く効くというわけではありません。

 

ここはよく理解しておくべきでしょう。

 

筋肉などを強く押すことで痛みが緩和することもあります。

強くマッサージすることで痛みが緩和することもあります。

 

しかし強く押したり、マッサージすることで治るという保証はありません。

  

揉み返しの原因とは

揉み返しの原因はさまざまですが3つご紹介します。

 

〜揉み返しの原因〜

筋肉などの組織の微細損傷

不必要なマッサージ

技術不足  など

  

 

原因はさまざまですがご説明していきましょう。

 

筋肉などの組織の微細損傷

揉み返しの原因の一つに、筋肉などの組織の微細損傷が考えられます。 

マッサージや施術を行ったあとに、内出血のような皮膚の色が少し変わったりした経験はありませんか。

 

このような内出血のように皮膚の色が変わってしまっている状態は、内側の組織が微細損傷している可能性があります。

損傷といっても大きな損傷ではなく微細な損傷のため、長く痛みが続くことはありません。

 

マッサージなどで硬い筋肉をかなりの強さで押すことがあります。

硬い筋肉をほぐすことは一つの選択肢としてありますが、

強く押す・マッサージする   よくほぐれる というわけではありません。

 

この部分をしっかりと理解したうえで、マッサージや整体を受けることが重要です。

筋肉が固くなっている原因も様々であるため、それに合った方法で行う必要があります。

 

必要以上に強く押したり、マッサージをすることで翌日に痛みが生じてしまうため、適切な負荷量や回数で行いましょう。

 

不必要なマッサージ

揉み返しに“良い揉み返し”や“悪い揉み返し”があるという方もいらっしゃいます。

しかし“良い揉み返し”と“悪い揉み返し”を何で判断するのでしょうか。

 

揉み返しが生じてしまう原因の一つは、施術を行う人がしっかりと受ける人のカラダの状態を把握してないがゆえに起こる、不必要なマッサージです。

 

カラダのなかで張っている部分の筋肉を、張っているからといって闇雲にマッサージするのは危険です。

 

そもそも“なぜその場所の筋肉が張っているのか”考える事がとても大切です。 

筋肉が張っているということは、その場所の筋肉を普段から過剰に使っているということになります。

 

張っている硬い筋肉をマッサージし柔らかくすることは良いことです。 

しかし、マッサージだけで終わってしまうから翌日に揉み返しが起こってしまうのです。

では、どうすればいいのでしょうか

 

揉み返しを防ぐ方法

揉み返しを防ぐ方法として、

なぜ筋肉が張っているのか、原因をしっかりと考え対応することが重要です。

 

闇雲に全身をマッサージしてしまうから、揉み返しが生じるのです。

マッサージは気持ちいいですが、マッサージをして良い場所とあまりしない方が良い場所があります。

 

これは受ける人それぞれ違う部分であるため、マッサージや施術を行う方の技術で差がつきます。

カラダをマッサージする前に、必ず張っている場所と張っていない場所を確認します。

張っている場所があったら、そこがなぜ張っているのかを考えます。

 

どこかの筋肉が弱くなっていることで、そこの筋肉を補うために違う筋肉が働き張ってしまいます。

 

そのため張っている筋肉を闇雲にほぐしてしまうと、カラダを補うために働いている筋肉が働きづらくなってしまいます。

 

今までカラダの動きを補っていた筋肉をほぐした結果、その筋肉が働きづらくなり動作が不安定となります。

動作が不安定になれば、安定させようとさらに筋肉が固くなります。

ただ闇雲に硬い場所のマッサージをすることで、さらに筋肉が固くなってしまいます。

 

カラダの動きを補っている筋肉が固くなっているのであれば、その固くなっている筋肉をほぐすことは悪いことではありません。

 

しかし、これでは終わりにしてはいけません。

 

ほぐしたあとは、根本的に弱くなっている筋肉のエクササイズを行うことが重要です。

なぜなら、根本的に弱くなっている筋肉を改善させることで、補助的に働いて張っている筋肉の活動を抑えることができます。

 

根本的に弱くなっている筋肉などのエクササイズを行い改善させることで、補助的に過剰に働いている筋肉への負担が減ります。

これにより筋肉の張りが少なくなったり、痛みが減ります。

 

マッサージや整体でカラダをしっかりと調べている方は少ないのではないでしょうか。

この部分はとても重要であるため、なぜ筋肉が張っているのかを理解してからマッサージや施術を行う必要があります。

 

施術後にご自分でカラダの弱い部分のエクササイズを行うとさらによいでしょう。

 

このような原因分析を得意とし、問題となる箇所へアプローチすることを得意としているのが理学療法士です。

理学療法士は動作や姿勢を分析し、根拠をもって治療を行います。

 

毎回、揉み返しが生じる方やカラダにトラブルを抱えている方は、理学療法士がいる医療機関を受診し、アドバイスをもらうとよいでしょう。

 

まとめ

今回は揉み返しについてご紹介してきました。

 

揉み返しの原因は、筋肉などの微細組織の損傷、不必要なマッサージ、技術不足です。

ただ闇雲に揉めばいいだけではないので、しっかりと理解しアプローチしていく必要があります。

 

もみ返しやエクササイズで不明点があれば、お問い合わせフォームご連絡をお願いいたします。