浮き指とは、指が浮いてしまい指先が地面にくっついていない状態です。
約50%の方に浮き指があり肩こりや腰痛とも関連しているため、肩こり・腰痛の方は浮き指かもしれません。
今回は浮き指のご紹介と、改善方法や予防方法をご紹介します。
近年、浮き指の子供や大人が増えてきています。
浮き指になると、カラダの重心の位置が変わり肩こりや腰痛、他の関節へ影響を及ぼします。
それでは詳しくみていきましょう。
浮き指とは?
浮き趾とは、その名の通り足の指が浮いている状態です。
立った状態で足の指を見てみてください。
床に親指(第1趾)〜小指(第5趾)までついていますか。
もし1本でも着いていなければ浮き指です。
浮き指で多いのは小指である第5趾で、浮き指全体の約70%に第5趾の浮き指がみられます。
第3・4趾も浮き指になっていることもありますが、基本的には第5趾の浮き指も一緒にみられます。
浮き指の原因とは?
1980年代では浮き指の子供は10%弱程度でしたが、最近では約50%程度の子供に浮き指がみられるという報告があります。
浮き指が増えてきた理由として、昔は浮き指の検査器具が少なく、浮き指を調べられなかったことも一つの要因として考えられます。
また昔に比べ外で遊ぶことや歩く距離が少なくなってきていることも原因の一員です。
小学生が毎年行う全国スポーツテストの結果も昔に比べ低下しており、運動機能が低下してきています。
これは運動する量が少なくなってきているという結果です。
運動する量や歩く距離が短くなり足の指を使う機会が減り、結果として浮き指になってしまうのです。
この他にも履物による原因があります。
現代の女性はハイヒールを履かれる方が非常に多いですよね。
ハイヒールはかかとが上がっており、常につま先立ちのような状態で立っています。
そのため足の指は常にそっている状態となり、結果として浮き指になりやすいのです。
ハイヒールは足に悪く、浮き指の他にもアーチの低下につながります。
ハイヒールを履くことで起こる足の問題として、外反母趾やモートン病があり悪化すると手術になることもあります、
外反母趾やモートン病の症状や予防方法についてご紹介しています。
ご興味がある方はこちらをご覧ください。
浮き指が悪い理由とは?
浮き指になると足のアーチ機能が低下していまいます。
足のアーチをわかりやすく言えば、土踏まずの部分です。
足には3つのアーチがあり、浮き指になると一番影響を受けるのが横アーチです。
この横アーチはとても重要ですが、浮き指があると徐々にアーチの低下が起こり、衝撃吸収などの機能が低下してしまいます。
足の機能が低下してしまうと、他の関節にも影響が及ぶこともあります。
足のアーチについて詳しく知りたい方はこちらをご参考にしてください。
浮き指と肩こりや腰痛との関係とは?
浮き指はカラダへどのような影響を及ぼすのでしょうか。
先ほどご紹介したように浮き指は足の指が浮いている状態です。
指が浮いているということは、つま先に体重が乗っていないということになります。
そのため浮き指の方はかかとに体重がかかりやすく、カラダの重心が後ろになります。
重心が後ろになるとバランスを保つために、背骨を曲げたり、頭の位置が前に移動します。
カラダが真っ直ぐであれば、骨などで負担なく支えられますが、背骨が曲がったり頭の位置が前方へ移動することで骨でなく筋肉で支える量が増えます。
筋肉で支えることで、結果として肩こりや腰痛につながってしまうのです。
では、どうすれば浮き指を改善し、肩こりや腰痛を緩和することができるのでしょうか。
浮き指の改善方法とは?
簡単に行える浮き指の改善方法を2つご紹介します。
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〜2つの改善方法〜
指のトレーニング
(タオルギャザー)
インソールの使用
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タオルギャザーとは?
ご自宅で簡単にできるトレーニングとしておすすめなのが、タオルギャザーです。
タオルギャザーは床にタオルを引き指で引き寄せるエクササイズになります。
これを行うことで足趾の筋肉を使うことができ、足のアーチをサポートすることができます。
タオルギャザーの効果的な方法についてはこちらをご参考にしてください。
パッドの使用とは?
二つ目はインソールの使用です。
先ほどご紹介したように浮き指は足の横アーチ低下につながります。
そのため横アーチが低下しないように、予め靴にインソールを入れアーチの低下を予防することがポイントです。
この2つを行うことで徐々に浮き指が改善し、重心の位置が前に移動してきます。
重心の位置が移動することで姿勢も良くなり、頭の位置や背骨も真っ直ぐとなり肩こりや腰痛の軽減につながってきます。
2・3日エクササイズを行っただけではなかなか実感できないため、数週間は継続して行ってみてくださいね。
まとめ
今回は浮き指についてご紹介してきました。
昔に比べ最近の子供から大人にかけ浮き指の方が増えてきています。
浮き指は肩こりや腰痛など、カラダの他の部分へも影響を及ぼすため、今回ご紹介した2つの方法で対応をしましょうね。
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