足の裏の臭いは汗が原因ではないことをご存知ですか。
実はちょっと工夫をするだけで足の臭いを抑えることができます。
知っていたら得をする足の臭いの原因や予防の5つのポイント、重曹の使い方についてご紹介します。
暖かくなってきて体臭が気になる方が増えてきたのではないでしょうか。
最近では、体臭で周りに不快感を与えることを『スメルハラスメント』といいます。
これからの時期、飲み会が増え靴を脱ぐ機会も増えますよね。
靴を脱いだときに足が臭いとどうでしょう。
周りも嫌な気分になりますし、自分も恥ずかしくなると思います。
そうならないためにも、事前に予防をしておくことが重要です。
それではご説明していきます。
汗と臭いの関係?
まずはカラダの汗について簡単にご説明します。
カラダの汗とは?
まず汗について簡単にご説明します。
汗は体中にある汗腺というものから出ます。
カラダは汗を出すことによって体温を調整しています。
この汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺の2種類があります。
エクリン腺は全身にある小さい汗腺で、足の裏もエクリン腺です。
アポクリン腺は主にワキの下や耳、陰部などにあります。
臭いの原因とは?
ワキの臭いの原因はアポクリン腺が関係しています。
アポクリン腺から出る汗には脂肪やタンパク質が含まれているため、これが皮膚の成分である鉄イオンにより酸化されることで、酸っぱい臭いになります。
足裏の臭いもエクリン腺が原因だと思われがちですが、実はエクリン腺から出る汗は無臭なのです。
これは驚きですよね。
では、なぜ汗が無臭なのに足の裏は臭うのでしょうか。
足の臭いの原因とは?
先ほどご紹介したように足裏の汗はエクリン腺からでますが、無臭の汗がなぜ臭うのでしょうか。
悪臭の原因は、足の裏に常に存在している常在菌です。
汗自体は無臭ですが、常在菌によって無臭から悪臭に変えられてしまいます。
この常在菌が汗などの老廃物を分解することによって、悪臭の元となるイソ吉草酸を発生させ足が臭くなります。
予防の5つのポイントとは?
足の臭いを防ぐポイントは5つあります。
簡単に出来るため、しっかりと押さえましょう!
① 蒸れないようにすること
一つ目は足が蒸れないように通気性をよくすることです。
悪臭は常在菌によって汗が分解され発生するため、かいた汗がすぐに乾くような環境を作ることがポイントです。
通気性の良い靴下や靴の選択、靴を脱げる環境であれば脱いで通気性をよくしましょう。
② フットスプレーの使用
二つ目はフットスプレーの使用です。
フットスプレーを使い足をサラサラにしておくこともポイントです。
汗をかいてからフットスプレーを使っても効果は半減してしまうため、朝など靴下を履く前に使用しましょう。
人気のフットスプレーはこちらです。
③ お風呂でよく足を洗うこと
三つ目はお風呂でよく足を洗うことです。
洗うのは足の裏だけでなく、指の間もしっかりと洗うことがポイントです。
お風呂から出た後は、指の間までしっかりと拭きましょう。
④ 乾燥剤の使用
1日履いた靴は中が蒸れていることがあります。
そのまま放置しておくと臭いの原因になります。
そうならないためにも、乾燥剤を入れ乾いた状態にしておくことがポイントです。
靴の乾燥剤を買ったことがある方は少ないと思いますので、こちらを参考にどうぞ。
⑤ 重曹で靴下を洗う
重曹を使って殺菌をすることが流行っていますよね。
足の臭いの原因となるイソ吉草酸は弱アルカリ性であり、重曹を使うことで中和されることで臭いが消えます。
このように重曹には殺菌効果があり、医療業界でも研究で用いられることがあります。
重曹の使い方には色々ありますが、今回は靴下を洗う時の使用方法をご紹介します。
方法は簡単で、市販の重曹を水に溶かし靴下をつけるだけです。
まず靴下を水洗いし、重曹水の中で軽く揉んでから数時間〜一晩つけておきましょう。
その後、水でしっかりと重曹水を落としてから洗濯機で洗います。
こうすることで靴下の臭いはある程度取れます。
しかし靴下の臭いが取れても根本的な原因解決ではないため、ポイントの1〜4を実践してみてくださいね。
まとめ
今回は足の臭いの原因、予防方法についてご紹介してきました。
足の臭いの原因は汗でなく、常在菌が汗を分解することで発生します。
夏になるにつれ足の臭いが気になってくるため、みなさんもしっかりと予防をしましょうね!
コメントを残す