足の指の力が弱いと転倒する可能性が高くなるのをご存知ですか。
高齢者の方は必ず知っておいた方がいい内容です。
今回は指の力が弱いと転倒する理由、転倒しないための指のトレーニング方法をご紹介します。
みなさんは足の指を意識したことはありますか。
実はバランスを取るときに、足の指は常に動いています。
年齢が上がるにつれて指の力が低下し、特に85歳以上になると低下が著しく転倒に要注意です。
転倒しないためにも指のトレーニングはぜひ行ないましょう。
足の指の力が弱いとなぜ転倒する?
転倒はバランスを崩すことで起こります。
ヒトのカラダは股関節や足首、体幹をうまく動かすことでバランスを保っています。
これ以外にも実は足の指の動きがとても重要になります。
特に足の指で重要なのは握る力で、これを把持力(はじりょく)といいます。
なぜ把持力が重要なのでしょうか。
足の指はバランスを取るときに常に動いています。
イメージし易いように実際に体験してみましょう。
立った状態で足を動かさずに前方に体重を移動してみてください。
足の指に踏ん張るような力が入りませんか。
このときの曲げる力が把持力です。
把持力が弱いと体重が移動したときに踏ん張りがきかず、バランスを崩し転んでしまいます。
転ばないためにも指の把持力はとても重要になります。
指のトレーニング方法とは?
先ほどご紹介しましたが、転倒しないためには把持力が重要です。
この把持力は指を曲げる筋肉の働きによって起こります。
指を曲げる筋肉は足の裏にある5つの筋肉です。
指を曲げる5つの筋肉とは? ①短母趾屈筋(たんぼしくっきん) ②長母趾屈筋(ちょうぼしくっきん) ③虫様筋(ちゅうようきん) ④短趾屈筋(たんしくっきん) ⑤長趾屈筋(ちょうしくっきん)
イラストで確認しましょう。
〜短母趾屈筋〜
〜長母趾屈筋〜
〜虫様筋(一部)〜
〜短趾屈筋〜
〜長趾屈筋〜
この5つの筋肉によって指の把持が起こります。
この把持力に効果的なトレーニングがタオルギャザーです。
このようにタオルの上に足をおき、指でタオルを引き寄せます。
以前にタオルギャザーの効果的なやり方についてご紹介しています。
効果的なやり方をご存知でない方はこちらをご確認ください。
まとめ
指の把持力は転倒を防ぐうえでとても重要な働きをします。
みなさんも転ばないようにタオルギャザーをして、しっかりと指の把持力を鍛えておきましょうね!
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