タオルギャザーとは、タオルを足の指で引き寄せるトレーニングです。
タオルギャザーは転倒リスクを軽減させる効果があります。
また、足関節の骨折やアキレス断裂の手術をされた方にも効果的なトレーニングです。
今回はタオルギャザーの正しいやり方や目的についてご紹介します。
タオルギャザーとはなに?
タオルギャザーとは足の指でタオルを引き寄せるトレーニングです。
このような感じで行います。
タオルギャザーは地味ですが非常に重要なトレーニングです。
タオルギャザーを行うことで、足の裏の筋肉が動き、感覚も良くなります。
タオルギャザーで働く筋肉とは?
タオルギャザーはこの5つの筋肉によって複合的に起こる運動です。
〜タオルギャザーで働く筋肉〜
①短母趾屈筋
②長母趾屈筋
③虫様筋(第1〜4)
④短趾屈筋
⑤長趾屈筋
一つずつイラストで見てみましょう。
①短母趾屈筋
②長母趾屈筋
③第4虫様筋(第1〜4まで働きます)
④短趾屈筋
⑤長趾屈筋
タオルギャザーの正しいやり方とは?
タオルギャザーのやり方についてご説明します。
〜タオルギャザーの流れ〜
①まずタオルを用意しましょう
②タオルを床にひろげ、その上に足を乗せます。
③足の指を大きく広げタオルを引き寄せます。
④これを繰り返しましょう。
画像で見ていきましょう。
①タオルに足を置きます。
②しっかりと指を上にあげます。
③しっかりと指を曲げましょう。
〜タオルギャザーのポイント〜
①ゆっくり足の指を大きく動かすこと
②指の付け根の関節をよく動かすこと
指を曲げたときにここの骨が出っ張ってくるようにしましょう!
タオルギャザーの目的とは?
〜転倒防止〜
足趾の把持力低下は転倒の危険性に繋がります。
そのため早い段階から足趾の筋力をつけましょう。
〜関節可動域制限の防止〜
足関節骨折やアキレス断裂の手術後は足関節周りが硬くなります。
そのため早い段階から足の指を動かし、筋肉を動かしましょう。
〜感覚障害の防止〜
足関節骨折やアキレス断裂の手術後は一時的に足の裏の感覚が低下します。
足の裏の感覚を促通するために、行いましょう。
〜扁平足の防止〜
土踏まずがつぶれると足への衝撃が大きくなります。
そのため土踏まずがつぶれないようにタオルギャザーをしましょう。
まとめ
タオルギャザーとは足の指でタオルを引き寄せるトレーニングです。
タオルギャザーは①短母趾屈筋、②長母趾屈筋、③虫様筋(第1〜4)、④短趾屈筋、⑤長趾屈筋の5つの筋肉で起こる複合的な運動です。
ポイントとして、①ゆっくりでいいので足の指を大きく動かすこと、②指の付け根の関節をよく動かすことです。
タオルギャザーの目的は、①転倒防止、②関節可動域制限の防止、③感覚障害の防止、④扁平足の防止です。
今回はタオルギャザーについてご紹介しました。
タオルギャザーは地味ですがとても効果的なトレーニングです。
足の裏からトレーニングをし、転ばない体作りをしていきましょう!
《さらに知識を深めたい方へ》
足関節について知識を深めたい方はこちらもどうぞ。
① → ”足関節の動きとは?背屈や底屈、内反や外反について” はこちら。
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