先日、熊本で大地震が起こりました。
なかには捻挫や骨折をされてしまった方もいらっしゃると思います。
医療が手薄になるなか、身の回りのモノでできる応急処置の方法、簡単な足の状態チェックの方法をご紹介します。
捻挫や骨折をすると痛みを伴いますが、効果的な処置をすることで痛みが軽減します。
今回は身の回りのモノでできる応急処置の方法、足の状態チェックの方法についてご紹介します。
捻挫や骨折の応急処置とは?
捻挫や足首の骨折は地面がデコボコの場所、高い場所から飛び降りた時の着地時、雨の中の下り坂など生活のさまざまな場面で受傷します。
それでは応急処置についてご説明します。
捻挫や足首の骨折後はしっかりと固定をし、体重をかけないようにすることがポイントです。
固定する用具は医療用品があればいいのですが、ない場合は固めのダンボールを使用します。
柔らかいダンボールしかない場合は数枚重ねて硬さを確保しましょう。
このようにダンボールの上に足を置きヒモで結んで固定をします。
極力ダンボールと足首は密着させ動かないようにした方がいいため、あいだにタオルやスポンジ等を入れて密着させて固定しましょう。
固定をするときの注意点として、腓骨頭(ひこつとう)という“すねの外側”の部分を圧迫し過ぎないようにしましょう。
この周囲に腓骨神経という足首を上にあげる神経があるため、神経を圧迫し続けてしまうと足首が動かなくなってしまうため注意してください。
固定後の足の置き場所にもポイントがあります。
捻挫や骨折後は炎症により足首が腫れ痛みが生じやすいため、なるべく腫れないようにすることが大切です。
腫れを防ぐためには足の位置を高くしておきましょう。
椅子に座っていると足首が下にさがっているため、腫れやすく痛みが生じやすいです。
足の下にモノをいれてこのように高くしておくことがポイントです。
足の状態チェックの方法とは?
足の状態のチェック方法についてご紹介します。
骨折の簡単な判断方法として、骨を叩き痛みが生じれば骨折している可能性があります。
一緒に足の動きも確認しておきましょう。
先ほどご紹介した腓骨神経が障害されていると、足の指や足首が上にあがらなくなるため動くか確認しましょう。
足の血流に関しては、足の甲に手を置きピクピク脈があるか確認をしましょう。
この部分は足背動脈といいます。
血流が悪いと爪の色が変わるため、合わせて確認しておくといいでしょう。
まとめ
捻挫や骨折の可能性がある場合は早急に応急処置をしましょう。
医療用品がない場合は身の回りにあるダンボールなどでも対応できます。
応急処置に加え、数時間おきに足の状態も確認してみてください。
少しでもお役に立つことができれば幸いです。
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