女性のみなさんはハイヒールを履くことが多いですよね
ハイヒールを履いて腰が痛くなったり、しびれが生じた経験はありませんか。
今回はハイヒールが原因で起こる腰痛やしびれ、対処方法についてご紹介します。
女性にとってハイヒールは必須アイテムの一つですよね。
しかしハイヒールを履くことで腰が痛くなったり、足にしびれが出ることがあります。
その原因や対処方法をご説明していきますね。
ハイヒールを履くとどうなる?
女性にとってハイヒールは美脚アイテムの一つですよね。
一番美脚に見えるのが7㎝のヒール、無難な高さが5㎝のヒールといわれています。
ヒールの高さが5㎝だと低いと感じる方もいらっしゃると思いますが、ヒトのカラダにとってはかなり高いです。
ではハイヒールを履くとカラダはどのようになるのでしょうか。
このようにハイヒールを履くと踵が高くなるため、つま先歩きをしているような状態になります。
ハイヒールを履くと重心の位置が移動するため、バランスを取るために骨盤が前傾し腰椎が前弯(ぜんわん)してきます。
※前傾(ぜんけい):骨盤が前に傾くこと
前弯(ぜんわん):腰が反ること
正常な腰椎でも前弯していますが、ハイヒールを履くことでさらに前弯が強くなります。
これがハイヒールを履いた時の姿勢の特徴です。
ハイヒールと腰痛やしびれの関係とは?
先ほどご紹介したようにハイヒールを履くと腰椎が前弯します。
ではなぜ腰椎が前弯すると痛みが出たり、しびれが生じるのでしょうか。
まず簡単に腰椎の構造についてご紹介します。
腰椎は椎骨(ついこつ)が重なり合い構成されています。
椎骨はこのような形になっています。
上下の椎骨で構成される関節を椎間関節(ついかん関節)といいます。
腰椎の中を脊髄が通っており、上下の椎骨の間からの椎間孔(ついかんこう)という穴から神経が出て足につながります。
これが正常な構造です。
では腰椎が前弯するとどうなるのでしょうか。
腰椎が前弯することで後ろにある椎間関節には圧迫ストレスが加わります。
また椎間関節には関節包(かんせつほう)という膜がありそれも伸張されます。
関節包や椎間関節の周りには痛みを感知する侵害受容器(しんがいじゅようき)があります。
また椎間関節の周りにある侵害受容器は域値が低いため、弱いストレスでも痛みを感じてしまいます。
腰椎が前弯することで椎間関節に痛みが生じたり、その周りの筋肉や靱帯に痛みが生じることがあります。
次にしびれについてご紹介します。
先ほどもご紹介しましたが、腰椎には神経が通っています。
腰椎が前弯することで、腰椎の後側が狭くなり神経が通る道が細くなります。
これにより神経が圧迫され足にしびれが出現します。
ハイヒールを履いているときに痛みやしびれが生じる場合は、ハイヒールが原因である可能性があります。
対処方法として、まずはハイヒールの高さを低くしましょう。
それでも痛みやしびれが続くようであれば、病院を受診しMRIを撮って治療をしてもらいましょう。
まとめ
今回はハイヒールによる腰痛やしびれの影響についてご紹介しました。
ハイヒールを履くと腰部が前弯するため、腰痛が生じたり足にしびれが生じることがあります。
対象方法としてハイヒールの高さを低くしたり、病院を受診しましょう。
女性にとってハイヒールは必需品ですが、腰のことを考えると高すぎるものは極力控えたほうがいいかもしれませんね。
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