七草粥にはビタミンAやβ-カロテンが多く含まれ、お正月の胃疲れにピッタリの食事です。
食事のバランスが崩れると疲れがたまったりカラダにも影響が及びケガへつながります。
今回は七草粥の効果や成分、作り方、由来についてご紹介します。
平成28年は仕事始めが1月4日と例年よりも早いため、胃やカラダに負担がかかる方が多くいると思います。
食事のバランスが崩れると疲れがたまったりケガをしやすくなるため要注意です。
そんなときにオススメなのが七草粥です。
みなさんは七草粥を食べる習慣はありますか?
私は毎年1月7日にはかかさず七草粥を食べています。
簡単に作れお正月疲れの胃にピッタリなのに加えビタミンも取れるため、七草粥を食べたことがない方には是非とも食べていただきたいオススメの一品です。
七草粥とは?
七草粥の始まりは日本ではなく実は中国から始まりました。
中国では旧暦正月七日(人日)に食べる習慣があり、これが日本に伝わってきたのが始まりです。
平安時代の初期は宮中で始まった習慣が庶民にも広がり、その歴史が今もなお引き繋がれています。
七草粥の目的は色々とあり、新年の無病息災や豊年を願って食べられたり、正月の胃疲れに負担のかからないお粥を食べたりすることが目的です。
若い方は七草すべて知っている方は少ないのではないでしょうか。
七草には『春の七草』と『秋の七草』があり、お正月の七草粥は春の七草を使います。
春の七草とは?
①セリ
②ナズナ
③ゴギョウ
④ハコベラ
⑤ホトケノザ
⑥スズナ(カブ)
⑦スズシロ(大根)
春の七草はこの7種類です。
この七草を使って作ったお粥が七草粥になります。
七草の成分とは?
七草にはカラダにとって良い成分が含まれています。
それではセリ、ナズナ、スズナ、スズシロの栄養価についてご紹介します。(文部科学省HPの食品成分データベースで成分表示がある物)
【セリ】
セリは特にビタミンAであるβ-カロテンが多く含まれています。
β-カロテンの1日摂取量の目標は成人男性が900前後、女性は700前後とされていますが、セリに含まれるβ-カロテンは100gあたり1700μmも含まれています。
さらにこのβ-カロテンの効果には抗酸化力であり、体内でビタミンAにも変換します。
抗酸化力には体内の過剰な活性酸素を抑える働きがあります。
活性酸素は有害な過酸化脂質の生成を促し、動脈硬化、高血圧、糖尿病につながります。
ビタミンAの働きは免疫機能、体内の粘膜や皮膚を保つ働きをしています。
普段よく食べる野菜でこのビタミンAやカロテンを多く含んでいるのがにんじんです。
セリ以外にもナズナやスズナ、スズシロにも同様にβ-カロテンが多く含まれています。
【ナズナ】
ナズナのβ-カロテンはセリよりも多く100gあたり5200μm含まれています。
【スズナ】
スズナに含まれるβ-カロテンは100gあたり3200μm、ビタミンKは100gあたり370μg含まれています。
【スズシロ】
スズシロに含まれるβ-カロテンは100gあたり4400μm、ビタミンKは100gあたり340μg含まれています。
このように七草にはビタミンAやカロテンが多く含まれているため、七草粥を食べることで免疫機能の向上や高血圧・糖尿病の予防になります。
七草粥の作り方とは?
【材料】
①七草(セリ,ナズナ,ゴギョウ,ハコベラ,ホトケノザ,スズナ,スズシロ)
②お米(茶碗1杯)
③水(お米の4〜6倍程度)
④塩(適量)
①七草は一つ一つ買わなくてもスーパーでセットになって売っているため、お手軽に用意できます。
まずは七草を細かく切りましょう。
②③次にお粥を作る要領で茶碗1杯のご飯に対し4〜6倍の水と七草を入れます。
ご飯からであれば水でなくお湯でも構いません。
(炊く前のお米からでも作れますが、その場合は水を入れましょう。)
お湯からであれば10〜15分程度、水であればその倍ぐらい煮ます。
④お好みの柔らかさまで煮えたら火を消し、塩で味を整え完成です。
とても簡単にできます!
まとめ
七草粥は平安時代から伝わる伝統的な食事の一つです。
昔から無病息災でお正月の胃疲れで食べられてきましたが、七草の成分をみてみるとカラダに良い成分が含まれています。
七草粥にはビタミンAやβ-カロテンが多く含まれており、免疫機能の向上や高血圧・糖尿病の予防になります。
お正月に食事のバランスが崩れるとケガや疲れにつながるため、みなさんも七草粥で乗り切ってみてはいかがでしょうか?
スーパーで買えない方はこちら
七草をスーパーで用意できない方は宅配でも購入することができます。
こんなパックでスーパーでも売っています。
参考にどうぞ!
店長激オシ!!疲れた胃を休めましょう!七草粥はこれでOK!春の七草セット【2015年1月5日発… |
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