足の裏はカラダの中で唯一地面と接している部分であり、足部を構成する一部でもあります。
足の裏を含む足部は、土台としてとても重要な役割をするため、カラダへ影響を及ぼす要因を知っておく必要があります。
家と同じように地面と接する基礎の部分がしっかりとしていないと、土台より上にあるものは安定しません。
一度は経験があると思いますが、靴の中に小石が入っただけでも違和感を感じますよね。
足の裏にちょっとした刺激が加わるだけでも足部に影響が生じ、全身へ影響が波及していきます。
足の裏や足部から全身へ影響を及ぼすものとして、運動連鎖や感覚などさまざまな要因があります。
運動連鎖による影響とは?
カラダには運動連鎖(うんどうれんさ)といって関節の一部が動くと、その動きにともなって各関節が決まったパターンに動くというカラダの特性があります。
扁平足(へんぺいそく)のように土踏まずが潰れてしまっている状態では、運動連鎖によって膝はX脚になりやすくなります。
X脚のように膝が内側に入るのを『Knee-in(ニーイン)』ともいいます。
Knee-inする状態では膝はケガをしやすく、特にスポーツをする方はこのKnee-inに気をつける必要があります。
Knee-inになる原因はさまざまであり、膝関節や股関節周囲の筋力が弱かったり、元々の骨の構造的な問題もあります。
足部では扁平足が問題となることが多くあるため、扁平足には注意が必要です。
感覚による影響とは?
扁平足以外にも足の感覚障害によって影響を受けることがあります。
感覚障害を生じる疾患には、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、脳梗塞や脳出血などがあります。
このような疾患によって神経の障害により足の裏の感覚が鈍っている場合、立っていても足で支えている感じが乏しくなり、うまくバランスを取ることができなくなってしまいます。
このように足の裏の状況によって、カラダへ様々な影響が及びます。
靴の影響とは?
普段、みなさんも必ず靴を履きますよね。
靴は足の裏と地面の間にある重要な接続部分です。
足の形状に合っていない靴を履いていると、足の裏からカラダ全体へ影響を及ぼしカラダのトラブルへつながります。
トラブルを起こさないためにも、自分の足に合った靴やインソールを選ぶことが重要となります。
足の形は3つにわけられます。
〜足の型〜
✔エジプト型
✔ギリシャ型
✔スクエアー型
このように3つの型にわけられるため、それぞれの足に合った靴を選びましょう。
例えば、エジプト型の方がつま先の細い靴を選んだとしたら、つま先がつめつけられることがわかると思います。
このように足に合わない靴を履いていると、外反母趾などの足の変形につながります。
ご自身の足の形を把握し、靴を選ぶようにしましょうね。
まとめ
足の裏はカラダの中で唯一地面と接している場所になります。
足部は全身へ影響を及ぼし、要因として運動連鎖や感覚障害、靴などさまざまです。
足部より腰や膝へ目が行きがちですが、足部はとても重要な部分でもあるため、まずは靴から気をつけてみましょうね。