水虫は感染症の一つで、注意しないと家族内でも感染が拡大してしまいます。
水虫になると足の皮が向けたり、爪の色が変わったりと、これから足を露出する機会が増える季節では恥ずかしい思いをするかもしれません。
今回は水虫の症状、効果的な治療や予防法、薬の選び方についてご紹介をご紹介します。
水虫は男性だけに多いと思いきや、最近は若い女性でも多く見られ水虫に悩まれている方もいらっしゃいます。
水虫になると足の見た目や匂いが気になってしまい、自然とサンダルなどの足を出す履物を遠ざけてしまいますよね。
サンダルを履けなくなることで悪循環となり、靴だと足が蒸れるため悪化する恐れがあります。
水虫にならないためにも、水虫の悪化防止のためにも、しっかりと対応をすることが大切です。
まずは簡単に水虫についてご説明し、その後に予防や治療方法についてご紹介します。
水虫とは?
水虫はよく聞く足の問題の一つです。
“お父さんが水虫になった”と家族内の話題になったことがあるのではないでしょうか。
水虫は男性に多いと思われがちですが、実は女性でも起こり水虫に悩んでいる女性も少なくありません。
ところで、みなさんは水虫についてどのくらいご存知でしょうか。
一般的に呼ばれている『水虫』とは、医療業界では白癬(はくせん)と呼ばれる感染症の一つで、患者さんに白癬の方がいた場合はしっかりと感染対策をしています。
水虫の原因は白癬菌というもので、わかりやすくいえばカビです。
水虫といえば”足”というイメージかと思いますが、実は足以外には爪白癬や手白癬、生毛部白癬などがあります。
水虫はかゆみがないと気づかず治療をしていない方や、治療をしてもかゆみが引けたから治療をしなくなった方が多くいます。
水虫はしっかりと治療をしないと二次的な感染症にいたることがあるため、注意しましょう。
水虫の症状とは?
水虫といっても症状はいろいろありますが、足の水虫は大きく分け3つのタイプに分けられます。
①趾間タイプ
これはよくある症状で、指と指の間の皮が向けたり、グジュグジュした状態です。
みなさんがご存知の水虫がこのタイプです。
②角質増殖型
角質増殖型は足の裏が硬くなり、特にかかと周囲でみられることが多く、角質がポロポロと落ちる状態です。
ただ皮が向けているように思えることもありますが、実は水虫であることがあるため注意が必要です。
③小水疱型
小水疱型は足の内側や土踏まずのあたりに小さな水疱ができます。
中には赤っぽくなることもあります。
この水疱に関してはつぶさないようにしましょうね。
水虫の感染経路とは?
水虫は接触感染であり、患部に触ることで菌が付着し感染する恐れがあります。
たとえば家族内で感染が起こるケースとして、水虫感染している方が使用したスリッパやタオル、お風呂のマットに水虫菌が付着し、それを使ったことで感染してしまいます。
公共の場では温泉や銭湯、プールなど大勢の方が使っている場所では、床や畳に水虫菌が付着しています。
この場合、完全に感染を防ぐことは難しいです。
そのため足をよく洗うなどの対応をしっかりとしましょう。
水虫の予防方法とは?
水虫予防で重要なのは、①水虫感染者が他の方に移さないように心がけること、②常に清潔な状態を保っておくことです。
水虫の方は、まずは薬でしっかりと治療をすることが大切です。
これに加え、お風呂でしっかりと足を洗ったり、靴下を脱いだあとは足を拭くようにし、極力綺麗な状態に保つようにしましょう。
ポイントは、毎日お風呂で足を洗い指の間も石けんで洗い、指の間をしっかり拭き乾燥させることです。
これは水虫でない方も必ず行ってくださいね。
家族内に水虫の方がいる場合は、タオルやスリッパ、バスマットの共用は避けましょう。
靴下を脱ぐタイミングもお風呂の時ではなく帰宅後すぐに玄関で脱ぎ、その場で足を拭いて新しい靴下に履き替えましょう。
大変ですが、一手間加える事で家族内の感染を防ぐことができます。
もう一つは靴下です。
多くの方は一般的な足を全て覆う靴下を履いているのではないでしょうか。
一般的な靴下では、指の間が常にくっついているため通気性が悪く蒸れやすいです。
そのため水虫の感染や悪化につながります。
おすすめは5本指の靴下です。
指1本、1本が独立しているため指の間を清潔に保てるため、是非取り入れていただきたいアイテムの一つです。
水虫の治療とは?
水虫の治療は外用薬と内服薬があります。
まず外用薬からご説明します。
外用薬にも種類があり、軟膏タイプ,クリームタイプ,液体タイプ,スプレータイプなどいくつかあります。
軟膏タイプ
軟膏タイプは、安全性が高く、保湿力があります。しかし、他と比べるとべとべとする傾向にあります。
クリームタイプ
クリームタイプは、薬が伸びやすく塗りやすいのが特徴です。また軟膏タイプと違い、水で洗いやすくべとべとしにくいです。
外用薬の中ではもっとも多く使われています。
液体タイプ
液体タイプは、使いやすいのが特徴です。しかし、一時的な副作用として皮膚炎の頻度が高くなると言われています。
スプレータイプ
スプレー対応は、液体タイプと同様になります。
薬局で薬を買う際は薬剤師に相談し、足の合った外薬品を選びましょう。
薬の試用期間はおよそ4週間程度です。
4週間経っても効果が出ない場合は他の薬に切り替えてみましょう。
4週間使用し症状が軽快したいと経過が良い場合でも、完全には治っていないことがあります。
その場合は1〜2ヶ月程度は使用を続けるようにするといいでしょう。
薬の使用については、医師または薬剤師に必ず確認してください。
間違った使い方をすると効果が低下してしまうため、必ず正しい使い方をしましょうね。
薬の選び方やおすすめランキングとは?
薬の選び方・OTC医薬品とは?
OTC医薬品のマークをご存知ですか。
薬を選ぶときにはこのマークをチェックしましょう。
「OTC医薬品」とは医療用医薬品とは異なり、医師の処方箋がなくても購入できる医薬品のことです。
このOTC医薬品には要指導医薬品、第1〜3類の4区分があります。。
《要指導医薬品》
要指導医薬品は十分に注意が必要な薬のため、薬剤師に聞かないと購入できないようになっています。よくレジに後ろの棚などに置いてあり、手で取れないところにあるのがこの薬です。
《第1類医薬品》
第1種は副作用や相互作用の安全上で特に注意が必要なため、薬剤師に聞かないと購入できないようになっています。要指導医薬品と同様に、手で取れないところに置いてあります。
《第2類医薬品》
第2種は副作用や相互作用の安全上で注意が必要ですが、薬剤師に聞く義務がないため自己判断での購入になります。第2種の薬は手で取れる棚に置いてあるため、必ず説明書き等を確認しましょう。薬の知識が乏しい方や不安な方は、必ず薬剤師や販売員の方に相談しましょう。
《第3類医薬品》
第3種は第1または2種に当たらない薬になります。
水虫の薬は第2種にあたるため、薬剤師に聞かなくても店頭や通販で購入できます。
しかしご自分で判断し購入をしないと行けないため、薬剤師に症状をお伝えし購入することをおすすめします。
水虫薬おすすめランキング
水虫薬には液体タイプや軟膏タイプがありますが、おすすめランキング上位は使いやすいクリームタイプです。
クリームタイプは売られている水虫薬の中でも多く、コスパも良いです。
使いやすさやコスパ重視であればこちらの3つでしょう。
〜1〜
〜2〜
〜3〜
コスパを除けば、水虫薬一筋40年の大源製薬から出されているこちらがおすすめです。
女性専用の水虫薬も出ています。
女性用エフゲンはこちらです。
まとめ
水虫は日常生活で感染してしまいます。
感染しないためにも、水虫の方は周りへの感染させないために注意をし、他の方は感染しないために足を清潔に保っておきましょうね。
これからの季節、足を露出する機会が増えますが、そのためにもしっかりと足のケアはしておきましょうね。
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