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足首の捻挫の正しいサポーターの選び方とは?! (別名:前距腓靭帯損傷)

みなさんも一度は捻挫(ねんざ)を経験したことがあるのではないでしょうか。

捻挫のサポーターをネットや薬局などで買う方もいらっしゃいますよね。

なんとなくサポーターを選んで購入していませんか。

今回は捻挫のサポーターを選ぶときのポイントについてご紹介します。

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捻挫をすると痛くて歩けないですよね。

私も捻挫をした時は足が腫れ物凄く痛かったのを覚えています。

 

みなさんもサポーターを購入されることがあると思いますが、なんとなく選んで購入していませんか。

なんとなく選んだサポーターでは効果がかなり薄いことがあります。

 

今回は捻挫のサポーターを購入するときのポイントをご紹介します。

まずは簡単に捻挫についてご説明していきますね。

 

捻挫(ねんざ)とは?

捻挫は整形外科疾患のなかでも特に多く、すべての外傷の1/4の割合を占めます。

特にジャンプやランニングを必要とする競技で発症し、サッカーやバスケ、バレーボールといった競技で多くみられます。

 

捻挫は足首をひねった状態で体重がかかることで受傷します。

靱帯など関節を構成するもので支えられれば捻挫はしないのですが、靱帯などで支えきれずに損傷してしまった状態が捻挫です。

このように捻挫は靭帯損傷ということになります。

 

捻挫には足首を内側にひねる“内がえし捻挫”、足首を外側にひねる“外がえし捻挫”があり、多くは内がえし捻挫です。

内がえし捻挫は足関節の外側の靱帯損傷です。

この外側の靱帯には、前距腓靭帯(ぜんきょひ靱帯)、踵腓靭帯(しょうひ靱帯)、後距腓靭帯(こうきょひ靱帯)があります。

 

それでは各靱帯について簡単にご説明します。

 

外側の3つの靱帯とは?

足関節の外側で重要な靱帯は前距腓靭帯,踵腓靭帯,後距腓靱帯の3つです。

捻挫はこれらの靱帯損傷のことをさします。

では一つずつみていきましょう。

 

前距腓靱帯とは?

前距腓靭帯

前距腓靭帯は距骨(きょこつ)から腓骨(ひこつ)に向かってついています。

この靱帯の働きは足関節の底屈・内反(内側にひねる)の制動で、この状態で最も靱帯が張ります。

 

内反

捻挫ではこの靱帯が最も損傷する可能性が高いです。

 

踵腓靭帯とは?

踵腓靭帯

踵腓靭帯は踵骨(しょうこつ)から腓骨に向かってついています。

 

この靱帯の働きは足関節の背屈・内反(足首をあげて内側にひねる)の制動です。

 

背屈 内反 

後距腓靱帯とは?

後距腓靭帯

後距腓靱帯は距骨から腓骨に向かってついています。

この靱帯の働きは足関節の背屈・内反の制動です。

 

踵腓靭帯や後距腓靭帯は単独で損傷することはほとんどなく、前距腓靭帯と一緒に損傷するケースが多いです。 

このように外側の靱帯でも働きが違うことが特徴です。

例えば、前距腓靭帯の損傷では足関節の底屈・内反に気をつけなければなりません。

 

前距腓靭帯は損傷せず踵腓靭帯や後距腓靭帯の損傷では、背屈・内反に気をつけなければなりません。

このように損傷靱帯の部位によって、注意する足関節の動きが変わることがポイントです。

 

サポーターの選び方とは?

捻挫のサポーターはスポーツ用品店や薬局で色々売られていますが、どれを選べばいいのか迷いますよね。

 

サポーターにも靴下のように足を入れるタイプ、前開き式のタイプ、バンドで巻くタイプなどがあります。 

今回オススメするのは前開きタイプのサポーターになります。

なぜ前開きタイプがいいのかというと、受傷直後は腫れがあるため前開きタイプで調整が出来る方がいいでしょう。

 

前開きタイプの中にも種類がありますが、選ぶポイントは足首の内外側をサポートできる支柱がついていることです。

内外側の支柱がついているサポーターはZAMST(ザムスト)から発売されています。

ZAMSTといえばバレーボール界で有名なので、一度は聞いたことのあるメーカーではないでしょうか。

 

捻挫用サポーターの中でも固定力でいくつかのタイプに分かれています。

日常生活レベルで使用する場合はこちらの『A1ショート』タイプがいいでしょう。

by カエレバ

 

こちらは内外側の支柱が内蔵されており、ショートタイプのため比較的コンパクトなサイズとなっています。

 

日常生活レベルであれば『A1ショート』で足関節の内反を抑えられますが、スポーツレベルになると固定力に欠けます。

 スポーツレベルで使用する場合はこちらの『A1』や『A2-DX』がいいでしょう。

〜A1〜

by カエレバ

 

〜A2-DX〜

by カエレバ

 

こちらは『A1ショート』タイプと比べ、足首よりかなり上の部分まで固定をします。

『A1』タイプは内外側の支柱が内蔵されていますが、『A2-DX』タイプはサポーターの外に内外側の支柱がありサイズも大きいため固定性に優れています。

スポーツ中に使用する場合は『A1』、またはより固定力の高い『A2-DX』を使用しましょう。

 

サポーターのなかには靴下タイプやバンドで八の字に巻くタイプもありますが、足関節の内反に対し固定力が弱いため支柱付きの方が安定します。

 

捻挫後は“安静”や“足関節の内反の制動”が重要となるため、サポーターをつけ負担が掛からないようにしましょう。

 

まとめ

今回は捻挫のサポーターについてご紹介してきました。 

捻挫は足首の外側にある靱帯の損傷であり、靱帯損傷が強くなると手術に至る可能性があります。

 

捻挫後はサポーターをつけ“安静にすること”や“足首の内反を制動すること”が大切です。

サポーターを選ぶときは足首の内外側に支柱がついているものがよく、ZAMST(ザムスト)から発売されてるものがいいでしょう。

 

捻挫は軽くみられがちなケガですが、放っておく痛みが残存してしまうためサポーターをつけ対応しましょうね!

 

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