前十字靭帯の手術とは? 手術後のリハビリの流れについてご紹介!

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前回、サッカーで起こりやすい前十字靭帯損傷の発生についてご紹介しました。

 

今回は前十字靭帯損傷に対する手術の方法リハビリの流れについてご紹介いたします。

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前十字靭帯を損傷すると手術はした方がいいのでしょうか?

 

前十字靭帯は関節内にあって血行が乏しく、かつスポーツで非常によく使われる靭帯です。

 

そのため保存療法では膝の良好な安定性を得るのは難しく、膝の中では手術的な療法が優先される唯一の靭帯です

 

また、生活レベルやスポーツの種目特性によってQOLが満たされている場合、保存療法が選択される

 

 前十字靭帯の機能とは?

 

前十字靭帯は前内側線維束と後外側線維束の2種類に分かれます。

 

この二つの束により以下の機能が制御されます。

①脛骨の大腿骨に対する前方移動の制動

②脛骨の内旋の制動

③過伸展を制御

 

 

前十字靭帯が損傷されると膝の不安定性が強くなり、日常生活で膝折れが起こることがあります。

この場合、手術となります。

手術について

 

前十字靭帯損傷に対する手術は、前十字靭帯再建術を行います。

 

前十字靭帯再建術とは、体の一部から腱を取り前十字靭帯の変わりに新しくそれを入れるという手術です。

 

基本的には関節鏡にて手術が行われます。

 

腱を採取する場所は膝蓋腱(BTB)と半腱様筋・薄腱(STG)の2パターンあります。

 

今回は半腱様筋と薄筋から採取するSTGについてご紹介いたします。

 

半腱様筋と薄筋はこちらです。

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採取した腱を束ねて前十字靭帯に近い状態にし、大腿骨と脛骨に固定します。

 

関節鏡で行われるため、手術部周囲の痛みは比較的少ないです。

 

手術後の注意点とは?

 

手術後はDONJOYという装具をつけます。

海外メーカー DONJOY公式HPはこちらです、

 

この装具は膝の伸展や屈曲の可動域を制限します。

 

だいたい装具は3ヶ月程度でoffになります。

それまではリハビリ以外は基本には着用している状態です。

 

再建術後、3〜6週あたりに再建術した靭帯のところが弱くなります。

 

そのため再断裂の注意が必要です。

無理は運動は控えてください。

 

リハビリの進め方とは?

 

 手術後1週目:シーネで固定します。

        膝以外の部位のトレーニイングを行います。

 

 手術後2週目:DONJOY装具到着。荷重開始(1/3PWB)

        関節可動域練習開始。

※例)1/3PWBの場合

体重60kgの1/3PWB→20kgです。

 

 術後後3週目:部分荷重2/3PWB

 

 手術後4週目:全荷重可

 

退院時の目標

関節可動域に関しては膝屈曲120度 伸展0〜−5です。

歩行:室内杖なし歩行  屋外松葉杖での歩行 の 獲得

 

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 まとめ

 

前回までサッカーで起こりやすい前十字靭帯損傷の発生についてご紹介しました。

 

前十字靭帯を損傷すると手術はした方がいいのでしょうか?

 

前十字靭帯は関節内にあって血行が乏しく、かつスポーツで非常によく使われる靭帯です。

 

そのため保存療法では膝の良好な安定性を得るのは難しく、膝の中では手術的な療法が優先される唯一の靭帯である。

 

前十字靭帯は前内側線維束と後外側線維束の2種類に分かれます。

この二つの束により以下の機能が制御されます。

①脛骨の大腿骨に対する前方移動の制動

②脛骨の内旋の制動

③過伸展を制御

  

前十字靭帯損傷に対する手術は、前十字靭帯再建術を行います。

 

3〜6週で靭帯が弱くなるため、再断裂に注意が必要です。

 

前十字靭帯はとても重要な靭帯の一つです。

しっかりと治療しスポーツ復帰や問題なく日常生活を送れるよに頑張りましょう! 

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