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トラス機構と足部のアーチとの関係やメカニズムとは?!ウィンドラス機構との違いもご紹介!【理学療法】

 

足部のアーチを作るトラス機構(タイロッド作用)は、ウィンドラス機構と似ているようで違います。

トラス機構の働きやメカニズムについてご説明します。

 

トラス機構やタイロッド作用を聞いたことがありますか。

 

足部ではウィンドラス機構が有名ですが、トラス機構やタイロッド作用も足部機能としてとても重要です。

それでは詳しく見ていきましょう。

トラス機構・タイロッド作用とは

足の裏には『土踏まず』がありますが、これを足のアーチともいいます。

この足のアーチがつぶれてしまった状態が扁平足です。

 

アーチがつぶれないように制御しているのがトラス機構です。

 

トラス機構のメカニズムとは

そもそも『トラス』とは何なのでしょうか。

 

トラス (Truss) は、三角形を基本単位としてその集合体で構成する構造形式。

引用:Wikipedia

 

このトラス構造があることで集合体は安定します。

これを足部でみてみましょう。

 

足に体重がかかると、足はつぶれる方向へストレスがかかります。

 

足の土踏まずの部分をアーチといい、体重がかかることでアーチがつぶれてしまいます。

 

このアーチのつぶれを防ぐのが、トラス機構またはタイロッド作用です。

このように三角形のような形をして足部を安定させるのがトラス機構になります。

 

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〜メカニズム〜

①:荷重がかかる

②:体重がかかると柱の部分が広がる

③:足底腱膜があることで柱が広がらずに済む

④:つぶれることなくアーチを保持している 

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トラス機構のポイントとなるのが足底腱膜です。

この足底腱膜によって支えています。

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このようにトラス機構があることで立った姿勢でも足がつぶれず、また扁平足を防いでいるのです。

 

トラス機構とウィンドラス機構の違いとは?

トラス機構と似ているのがウィンドラス機構です。

ウィンドラス機構にも足部を安定させアーチを保持する機能があります。

 

しかし、一つ大きな違いがあります。

ウィンドラス機構の特徴は足趾を背屈することで、機能が発揮されることです。

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〜メカニズム〜

①:足趾を背屈する

②:①にともなって足底腱膜が引っ張られる

③:引っ張られることで、青線が青点線のように上へ持ち上がる

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これに対しトラス機構は足趾を動かさずとも働きます。

これが大きく違うポイントです。

 

ウィンドラス機構についてはこちらで詳しくご紹介しています。

ご興味がある方はこちらをごらんください。

⇒ウィンドラス機構の働きやメカニズムはこちら。

 

まとめ

今回はトラス機構についてご説明しました。

トラス機構は主に足底腱膜によって働き、筋肉は働かずにすみます。

働くことでアーチのつぶれを防ぎ、衝撃吸収や扁平足予防をします。

 

ウィンドラス機構とは似ているようで違うため、しっかりと違いを抑えておきましょう。

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