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SIDE(バランス評価)の検査のやり方とは? 転倒リスクを簡単にチェック!図で方法をご紹介!

バランス能力や転倒リスクを誰でも簡単に調べられる最近流行りの検査法『SIDE(サイド)』を知っていますか。

ご自宅でも簡単に行えるテストのため、知らない人は要チェックです。

今回はSIDE(サイド)検査の方法注意点手順を図でご紹介します。

 

SIDEは4つのテスト項目から構成されており、病院でも転倒リスクを評価する際に用いられているテストです。

なんといっても短時間で簡単に、誰でも行えることが魅力です。

自宅でも簡単にできるため、是非実践してみてください。

それではやり方や注意点、信頼性についてもご紹介していきましょう。

 

SIDEとは

SIDEとはThe Standing Test for Imbalance and Disequilibriumの略で、立位のバランス能力を調べるテストになります。

 

バランスのテストには色々ありますが、検査項目が多く時間がかかるものや、椅子などの物品を使わないと出来ないものがあります。

一方、SIDEは物品も使わず短時間ででき、誰でも簡単にできます。

 今流行のバランス検査のため、是非実践してみてください。

 

SIDEの評価方法とは?

SIDEはレベル0〜4の6段階で評価をします。

検査項目は次の4つです。

〜4つの検査項目〜

開脚立位

閉脚立位

つぎ足立位

片脚立位

では一つずつ詳しくご説明します。

 

ステップ①:開脚立位テスト

開脚立位テストは、肩幅に足を広げ立ちます。

この状態で何も捕まらずに5秒以上保持します。

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5秒以上保持ができれば次のステップである閉脚立位に進みます。

どこかに捕まったり、介助が必要な場合はレベル0となります。

 

ステップ②:閉脚立位テスト

閉脚立位テストは、両足をくっつけ何も捕まらない状態で立ちます。
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閉脚立位で5秒以上保持ができれば、次のステップへ進みます。

できない場合はレベル1となります。

 

ステップ③:つぎ足立位テスト

つぎ足立位とは、片方の足の前に反対の足を置いて立つ姿勢です。

わかりやすく言えば、綱渡りのイメージですね。%e3%81%a4%e3%81%8e%e8%b6%b3

つぎ足立位の姿勢が取れなければレベル2aとなります。

どちらか片方だけでも5秒以上つぎ足立位姿勢が取れれば2bとなります。

両方ともつぎ足立位姿勢が5秒以上取れれば次のステップに進みます。

 

ステップ④:片脚立位テスト

最後は片脚立位になります。

こちらは30秒以上保持するテストになります。

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片脚立位が30秒以下であればレベル3となります。

どちらか片方だけでも30秒以上できればレベル4となります。

 

これでテストは終了になります。

レベルが高いほうが転倒リスクが少ないということになります。

 

評価手順・基準のまとめ

 まとめてみましょう。

〜4つの検査項目〜

開脚立位

閉脚立位

つぎ足立位

片脚立位

 

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SIDEが3以上であればバランス能力は比較的あるため、認知状態も考慮しながら歩行自立を検討してもいいかもしれません。

 

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〜①開脚立位〜

【基準】

[icon image=”arrow4s-r-t”]ステップアップ:5秒以上可

[icon image=”arrow4s-b-b”]レベル0:5秒以下 or 介助

[/box]

 

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〜②閉脚立位〜

【基準】

[icon image=”arrow4s-r-t”]ステップアップ:5秒以上可

[icon image=”arrow4s-b-b”]レベル1:5秒以下 or 介助

[/box]

 

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〜③つぎ足立位〜

【基準】

[icon image=”arrow4s-r-t”]ステップアップ:両側5秒以上可

[icon image=”arrow4s-b-b”]レベル2b:片側5秒以上可

[icon image=”arrow4s-b-b”]レベル2a:つぎ足姿勢できない

[/box]

 

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〜④片脚立位〜

【基準】

[icon image=”arrow4s-r-t”]レベル4:30秒以上可

[icon image=”arrow4s-b-b”]レベル3:30秒以下

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テストの注意点とは

それではテストの注意点についてご説明します。

原則低いレベルから検査をし、途中でできなかった場合はそこれで終了です。

次のステップに進まないようにしましょう。

 

SIDEは立位姿勢を評価するものであるため、テスト姿勢になるまでは介助しても構いません。

例えば、つぎ足立位の姿勢を取る際に介助しても減点にはなりません。

あくまでも立位姿勢で評価するため、つぎ足姿勢を保てるか保てないかです。

 

特にテストの中でもつぎ足立位姿勢を取れない高齢者の方が多いため、転倒しないように特に注意しましょう。

 

SIDEの信憑性とは

気になるのは信憑性ですよね。

バランスのテストでFBSという有名なものがあります。

 

このFBSとSIDEには強い正の相関があると報告されています。

つまりSIDEがFBSに対し妥当性があるということです。

また十分な再現性を示すとされており、信頼性も高いです。

 

信憑性が高くかつ信頼性があり、しかも短時間で簡単に行えるテストなので実践してみましょう。

 

まとめ

SIDEは簡単にできるバランス検査の一つです。

また高齢者に苦手なバランス検査も含まれているため、どのバランス能力が低いのか見つけるい機会にもなります。

 

短時間で自宅でもできるため是非行ってみてはいかがでしょうか。

 

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