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テーピングの効果とは?! テープの種類など必ず知っておくべきテーピングの基礎知識をご紹介!【目的や注意点など】

テーピングはスポーツ現場でよく使われる応急処置や予防の一つです。

スポーツをしている方やスポーツ関係者の方はテーピングについて知っておいた方がいいでしょう。

今回はテーピングの目的効果注意点テープの種類など必ず知っておくべきテーピングの基礎についてご紹介します。

〜テーピングの歴史〜

アイキャッチ 歴史-min

テーピングのはじまりは古く1861年のアメリカ南北戦争といわれています。

戦争で負傷をした際に、荷物などのテープを使って歩けるように固定をしたのが始まりです。

それから徐々に広がり、1975年ごろ日本に伝わってきました。

 

昔はガチガチに固定をする方法が主流でしたが、現在では固定する方法以外にもスポーツで必要な関節運動を制限しないようする方法があります。

 

〜テーピングの目的〜

〜4つの目的〜

 ①応急処置

 ②傷害予防

 ③再発防止

 ④リハビリや治療

 

テーピングは筋肉や腱、靱帯、関節に対し、制動や固定をする方法です。

固定をすることで、応急処置や傷害予防になります。

 

スポーツ現場で多い捻挫に対して、応急処置でテーピングをしたり、治りかけの捻挫に対しテーピングをすることで再発の防止にもなります。

スポーツ現場以外では、リハビリ時に補助としてテーピングを用いることもあります。

 

〜テーピングの効果〜

〜5つの効果〜

①関節可動域の制限

②患部の圧迫

③患部の筋や腱、靱帯の保護や補強

④精神的な支え

⑤疼痛緩和

 

テーピングには様々な効果があります。

スポーツ現場での最大の効果は関節の動きを制限することです。

例えば捻挫に対してテーピングをすることで、足首を内側にひねる動きを抑えることができます。

このように関節の動きを制限することで、痛みを伴う動作が起こらなくなりプレーすることが可能になります。

 

テーピングの効果に圧迫や疼痛緩和があり、炎症症状の対応として圧迫が推奨されているため、テーピングを用いることで炎症症状の緩和が期待できます。

炎症症状は以下の4つが主にみられます。

 

〜炎症の4大徴候〜

①腫張(腫れること)

②熱感(患部が熱を持つ)

③発赤(赤くなる)

④疼痛

 

この他には筋や腱、靱帯の保護や補強といった効果もあります。

たとえば捻挫は足首の外側にある靱帯の損傷のことです。

中でも前距腓靭帯 (ぜんきょひ靱帯)の損傷が多く、この靱帯は足首を底屈・内反させると最も伸張されます。

底屈・内反とは足首を内側にひねる動きで、捻挫が一番起こる足首の場面です。

この底屈・内反が起こらないようにテーピングをすることで、前距腓靭帯を保護することができます。

以前に捻挫のご説明や予防方法について、トレーニングについてご紹介しています。

ご確認したい方はこちらをご覧ください。

⇒捻挫の詳細や予防の方法、トレーニングについてはこちら。

 

最後にテーピングの効果には精神的な支えがあります。

怪我が治ったばかりや関節に不安定性がある場合に、固定や圧迫を与えることで関節が安定し安心感を得ることができます。

 

関節が安定することでパフォーマンスが良くなることもあるため、試してみてもいいでしょう。

 

〜テーピングの種類〜

テーピングで用いるテープにはいろいろな種類のものがあります。

大きく分け3種類あります。

 

一つ目が皮膚を保護するアンダーラップです。

アンダーラップはとても薄いウレタン性のテープで、固定を目的としたテープではなく皮膚を守るために使います。

皮膚の上にアンダーラップを巻き、その上から固定用のテープを巻きます。

 

二つ目が非伸縮性タイプのテープです。

綿性のテープで、特徴として非伸縮性(伸びない)です。

このテープは白色をしており『ホワイトテープ』や『ホワイト』と呼ばれています。

主に固定をする際に用いられます。

 

三つ目は伸縮性タイプのテープです。

伸縮性のテープは『エラスティックテープ』と呼ばれます。

伸縮性の中でも種類があり、ハードタイプや指で切れるハンディーカットタイプがあります。

エラスティックテープは伸縮タイプのため、非伸縮タイプのホワイトテープと違い完全に固定はしません。

そのため、ある程度関節の動きを保ちつつ関節を安定させることができます。

 

テープも太さに違いがあり、それぞれの関節に合った太さや目的に合わせテープを選択しましょう。

 

〜テーピングの注意点〜

テーピングはとても有用な方法の一つですが、いくつか注意点があります。

〜4つの注意点〜

①悪化の恐れ

②皮膚かぶれ

③循環障害

④神経障害

 

テーピングを用いることで、痛みが軽減しスポーツを行えるようになるケースがあります。

しかし、痛みが軽減したからといって悪化しないとも限りません。

テーピングをする前に骨折や靭帯損傷の状態についてしっかりと把握をしましょう。

 

テーピングは物によって粘着性が強く、皮膚の炎症を起こす可能性があります。

肌が弱い方に使用する際は特に注意が必要です。

 

先ほどテーピングには圧迫をする作用があるとご説明しました。

圧迫はとても有効な手段の一つですが、圧迫し過ぎると循環障害や神経障害を起こす可能性があります。

循環障害に関しては指先の色を確認したり、本人に圧迫感の程度などを確認しましょう。

 

神経障害については特に腓骨神経麻痺に気をつけましょう。

腓骨神経は膝下の外側にある腓骨頭(ひこつとう)という出っ張っている骨の近くを通っています。

この部分を圧迫すると腓骨神経麻痺になり、足首が上にあがらなくなってしまいます。

この部分にテーピングを巻く場合は圧迫のしすぎに注意しましょう。

 

〜まとめ〜

今回はテーピングの基礎についてご紹介していきました。

テーピングは簡単に巻くことができ、すぐに応急処置等が行えるため、スポーツ現場で用いられることが多いです。

テーピングを使う場合はしっかりと基礎を把握し、使うようにしましょうね。

 

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