外反母趾の治療や手術とは?簡単にできる予防方法をご紹介!

この記事は約 9 分で読めます。

外反母趾で悩んでいる女性は多いのではないでしょうか? 

外反母趾は10人に1人の割合でみられる非常に多い病気です。

今回は外反母趾の原因予防方法痛みの軽減方法についてご紹介します。


外反母趾

 

外反母趾に有効な筋肉をしっかりとトレーニングすることで外反母趾の予防や痛みの軽減になります。

スポンサーリンク



外反母趾とは?

外反母趾は女性の10人に1人の割合で発症し、非常に多い病気の一つです。

 

外反母趾は親指が内側の曲がってしまい痛みが生じるため、歩くのが大変になってしまう方も大勢います。

 

一度指が変形してしまうと自然に元に戻ることはないため、外反母趾にならないように予防することや悪化しない対応を取ることがとても重要です。

 

外反母趾の原因は遺伝によるもの、ご存知の通りハイヒールやパンプスによる履物が原因になることが多いです。

 

ハイヒールやパンプスを履くことで指先が締め付けられ、その状態で長年歩き続けることで徐々に変形してしまいます。

 

外反母趾の診断はレントゲン画像で行います。

レントゲン画像で第一中足骨(だいいちちゅうそくこつ)と親指(母趾:ぼし)の角度を測ります。

 

まず第一中足骨と母趾(第1基節骨)をイラストで確認しましょう。

足根骨 外反母趾 

 

この二つの骨から線を引き交わったところの角度を測ります。

 

この角度を外反母趾角といいます。

外反母趾角

引用1) a:正常 b:外反母趾

 

正常では10〜15°、外反母趾は20°以上で診断がつきます。

角度の大きさで重症度が決まります。

軽度は20〜30°、中等度は30〜40°、重度は40°以上です。

 

このように母趾の曲がり角度が大きいと外反母趾の診断がつきます。

 

痛みは先ほどご紹介した第1中足骨と母趾(第1基節骨)の間に多くみられます。

なかには外反母趾でも痛みが出ない方もいらっしゃいます。

 

外反母趾の原因とは?

母趾が外側に向くことを外反といいます。

母趾が外反する理由として、つま先が狭いハイヒールやパンプスを履き続けることで外反矯正され外反母趾にいたります。

これは多くの方がご存知である原因です。 

 

それではハイヒールやパンプス以外の原因についてご説明します。

 

第1中足骨は外反母趾と非常に関係が深い骨です。

第1中足骨が不安定になることで外反母趾になります。

 

第1中足骨は母趾(基節骨)との間は第1中足趾節関節(第1ちゅそくしせつ関節)となります。

手前では内側楔状骨(ないそくけつじょこつ)と足根中足関節(そっこんちゅうそく関節)を構成します。


第1中足趾節関節

 

第1中足骨は前脛骨筋や長腓骨筋、背側中足靭帯によって安定性を得ています。

前脛骨筋 長腓骨筋

 

背側中足靭帯

 

この安定性がかけてしまうと第1中足骨は内側(内反)を向くようになります。

 

第1中足骨が内側を向くことで足の指の裏に付いている筋肉が正常に働かなくなります。

これにより第1中足骨が不安定になり、先ある母趾にも影響が及び外反母趾になってしまいます。 

 

そのため第1中足骨の安定性は外反母趾にとって非常に重要となります。

 

外反母趾の治療とは?

外反母趾の治療には保存療法と手術療法があります。

まずは保存療法が選択されます。

 

保存療法

保存療法についてご紹介します。

保存療法ではストレッチやマッサージ、筋力トレーニングが中心になります。

 

ストレッチやマッサージは母趾外転筋に対して行います。

母趾外転筋はこの部分についています。

母趾外転筋

 

このマッサージしましょう。

少し強めにこの部分を押すことでダイレクトにストレッチを行うことができます。

母趾外転筋

 

筋力トレーニングは、母趾内転筋や前脛骨筋に対して行います。

母趾内転筋 斜頭 母趾内転筋 横頭

 

母趾内転筋は第1中足骨が内側へ向く(内反)のを抑え、足の横アーチをつくる上でとても重要な筋肉です。

 

足には3つのアーチがあり、その一つが横アーチになります。

アーチの構造や働きについては以前に詳しくご紹介しています。

詳しい内容は一番最後にご紹介いたします。

 

母趾内転筋のトレーニングはタオルギャザーがとても有効です。

タオルギャザーはタオルの上に足を置き、指でタオルをたぐり寄せるトレーニング方法です。

タオルギャザー横③ タオルギャザー横①

 

タオルギャザーの効果的な方法や注意点については以前にご紹介しています。

効果的に行いたい方の為に一番最後でご紹介します。

 

次に前脛骨筋のトレーニング方法についてご説明します。

前脛骨筋は足首を上にあげる働きをします。

トレーニング方法としてシンプルに足首を上げましょう。

注意点として必ず足の指は丸めて行います。

足関節背屈 前脛骨筋

 

足の指を上げると前脛骨筋が効果的に働かないため、必ず指は丸めて行いましょう。

 

このように筋力強化をすることで外反母趾の予防になります。

 

この他の予防方法としてサポーターがあります。

サポーターをつけることで母趾が内側へ向くのを抑えます。

 

外反母趾の痛みに対してはパッドがあります。

パッドを貼ることで痛みが軽減することもあります。

 

市販で外反母趾用のパッドやサポーターが販売されています。

見たことがある人も多いのではないでしょうか。

なかなか病院に行けない方や痛みが強い方などは役に立つかもしれませんね。

  

手術療法についてご紹介します。

手術療法は中足骨を切り骨の位置を修正してワイヤーで固定をします。

外反母趾 手術

 引用2)

傷口は母趾の付け根より上あたりに5㎝程度できます。

 

手術後のリハビリは外反母趾の変形具合や病院により異なりますが、一例をご紹介します。

足の指の運動は基本的にしばらく禁止となります。

 

手術後2週間程度はギプスで固定し体重はかけられない状態となります。

医師の判断でかかとでのみ体重をかけることが可能となるケースもあります。

 

全体重をかけるのは手術後5週間あたりから可能となりますが、指先への荷重は医者がレントゲンを撮り骨のつき具合で判断します。

固定しているワイヤーは2ヶ月程度で抜去します。

 

一つ注意していただきたいのが、手術により指の形が修正されたとしても指周りの筋力は落ちています。

筋肉が落ちているということは、骨は不安定ということです。

そのため修正した骨がまた外反母趾にならないよういにしっかりと筋力トレーニングを行うことが大切です。

  

靴に関してはハイヒールやパンプスのような先が狭いものは避け、足の指が締め付けられないものを選択しましょう。

 

どうしてもハイヒールやパンプスを履かなければならない場合は、、、

極力ヒールが低いものを選びつま先に体重がかかり過ぎないようにしましょう。

またつま先が締まりすぎていないものを選びましょう。

この他にはしっかりと筋力トレーニングを継続して行うことが重要です。

 

私の経験では、外反母趾の手術をされた方の多くはハイヒールを履いて仕事をしていた人が多く、偏平足の人が多い印象があります。

やはり足の指周りの筋肉が落ちている人が多い傾向にあります。

そのため足趾の筋力トレーニングはとても重要になります。

 

スポンサーリンク



まとめ

外反母趾は女性がかかえる大きな問題の一つです。

 

外反母趾の予防方法は母趾外転筋のストレッチ、母趾内転筋や前脛骨筋の筋力トレーニングが重要になります。 

外反母趾の手術は骨の位置を修正してワイヤーで固定する方法で行います。

手術後もしっかりと筋力トレーニングを継続して行うことが重要です。

 

ハイヒールやパンプスを履くことは女性にとってかかせないことです。

そのなかで外反母趾にならないようにするためには、ヒールやパンプスの選択と筋力トレーニングが重要となります。

 

外反母趾になると痛いですし手術をすると指に傷ができてしまうため、外反母趾のならないためにしっかりと予防をしましょう!

 

途中でご紹介した記事はこちら!

①タオルギャザーの方法や注意点についてご紹介!

 効果的にタオルギャザーを行いたい方はこちらをご覧ください。

 →効果的なタオルギャザーはこちら!

②足のアーチの構造や役割についてご紹介!

 さらに知識を深めたい方はこちらをどうぞ。

 →足のアーチの詳細はこちらです

 

参考・引用文献

1)工藤慎太郎:運動器疾患の「なぜ?」がわかる臨床解剖学.医学書院.188-199.2012

2)嶋洋明ら:外反母趾.関節外科.32(1).36-44, 2013.

 

スポンサーリンク



関連記事

お問い合わせはこちらからどうぞ。

他の記事検索はこちらをどうぞ!

コメントを残す




16 + 15 =